2025.12.15
介護保険と併用できる「重度認知症患者デイ・ケア」

〜西中島・新大阪エリアで認知症ケアをお探しの方へ〜
認知症や“もの忘れ”に関する相談が増えています。なかでも、徘徊、不眠、不安、興奮、介護への抵抗といった精神症状や行動症状(BPSD)が続き、ご家族だけでは対応が難しくなるケースは少なくありません。また、認知症に伴ううつ症状やひきこもりも決して少なくありません。当クリニックでは、そのような方を対象に、医療保険で利用できる「重度認知症患者デイ・ケア」を提供しています。
重度認知症デイケアとは?
「重度認知症」と名前がついているため、重度でなければ利用できないと誤解されがちですが、実際には必ずしも認知症が重度である必要はありません。
記憶障害は軽度で認知症の検査(MMSE)では点数が高くても、精神症状や生活において支障が大きい場合は適応となります。つまり、認知症の“重さ”ではなく、症状による困りごとが続いているかどうかが重要です。
デイサービスとどう違うの?
重度認知症患者デイ・ケアは精神科医の医学的管理のもとで、認知症の専門スタッフがご本人の環境調整やリハビリテーション、心理的ケア、薬物治療の見直しなどを行う《医療者による認知症ケア》です。心理症状・行動症状の安定化を図り、“暮らしやすさ”の回復を目指します。
デイサービスに行っていても利用できますか?
デイケアは医療保険なので介護保険サービスと併用できます。
介護保険のデイサービスや通所リハビリ、訪問介護と併行して利用できるため、「日中の受け皿を増やしたい」「介護負担を減らしたい」というご家族のニーズに応えられます。介護保険の枠がいっぱいでも医療保険のため利用しやすく、デイサービスの利用が難しい方でも受け入れ可能な場合があります。
「昼間一人で過ごせなくなり困っている」「介護保険のサービスだけでは十分に支えきれない」「認知症が進んでいないのに不安や不穏が続く」。
そのようなときは、ぜひ一度ご相談ください。