2025.07.29
臨床心理士/公認心理師とは?

こんにちは、咲く花クリニックの心理課です。
時々、「“臨床心理士”と“公認心理師”って何?どう違うの?」というご質問をいただくことがあります。
「心理」と名の付く資格は色々ありますが、今回はこの2つの資格についてご紹介したいと思います。
【 臨床心理士とは… 】
1988年から日本臨床心理士資格認定協会が認定する、“こころの専門職”の証となる民間資格です。資格試験を受けるには、大学+大学院の卒業が必要です。2024年4月1日時点で43,083名の有資格者がいます。
【 公認心理師とは… 】
2017年施行の公認心理師法で定められた、日本初の心理職の国家資格です。資格試験を受けるには、大学+大学院の卒業、または大学の卒業+2年以上の実務経験が必要です。「心理師」という場合、公認心理師を指します。2025年6月末時点で75,006名の有資格者がいます。
どちらもこころの問題を抱える人などに寄り添い、専門的な知識や技術を用いて「自分らしく生きること」をサポートするという意味では、大きな違いはありません。
病院やクリニックの他に、学校や福祉施設、企業、市役所、警察署や鑑別所など、色んな場所で働いています。お医者さんのように、お薬を処方したり、診断したりすることはできません。
当課では全員が臨床心理士/公認心理師の両方を有していますが、こころの専門家として働く人は、片方の資格を持つ人、その他の資格を持つ人、特に資格を持たない人など、さまざまです。
ご興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。